未来予知bot

パーカーの人物がニヤニヤと笑いながら、私にナイフを向けてくる。

もう……ダメだ………!

そのとき。

「やめろ!!」

颯が、その人物に思いっきり蹴りを入れる。

「うぐっ…………!!」

パーカーの人物が、鈍い呻き声をあげる。

「大丈夫か、ひかり!!」

「は、颯………い、いや………いやあ…………」

殺される、殺される、殺される、殺される。

「殺される………!やだ、殺さないで……………!!」

尻餅をついたまま、私は後退りをする。

「殺さない、大丈夫だよ」

颯が言う。

「だって、さっき包丁を持って……私を殺そうとしてたじゃない……!!」

「落ち着けって、さっきのあれは、料理ができたからひかりを呼びに行っただけだったんだよ」

「………え?」

わ、私の早とちりってこと……?

「な、なんだ……そうだったんだ………」

「ああ、いきなり飛び降りたりするからびっくりしたよ…」