未来予知bot

私がそう言って立ち上がるが、

「いいって、さっきみたく料理温めるだけだし。それに、なんかひかりの顔色悪いし。手伝わせるのは悪いよ」

と言われてしまった。

「……そう」

私は座り直した。

どうして、颯のことを信じきれないんだろう。

颯は、こんなにも私のことを気遣ってくれているのに。

…颯が、葉月を殺したから?

そうだ、そもそも葉月が私達を脅していたという話も、颯がそう言っているだけで、証拠はどこにもない。

本当に、葉月は私のことを脅していたの?

あんなに私のことを信用してくれていた葉月が、そんなことをするだろうか?

「……おかしい。そんなはずない」

それなのに、私はすんなりと颯の言うことを信じた。

私には、颯しか頼れる人がいなかったから。

あのとき、私は無理矢理自分に颯のことを信じるように言い聞かせていた。

でも、本当にあのとき颯のことを信用するべきじゃなかったのでは?