未来予知bot

「ああ、そうだな。昨日、母さんがつくっておいたカレーがあるんだ」

「そうなんだ…」

カレー……。

そういえば、この前葉月が泊まりにきたとき、カレーをふるまったっけ。

いつもはちゃんと美味しくつくれるカレーだけど、そのときはうまくできなくて、葉月に美味しいカレーを食べさせてあげられなかった。

私が言い訳すると、

『今度はちゃんと美味しいの食べさせてね?』

と葉月は笑っていたけど…。

次はもう、やってこないんだな…。

だって、葉月はもう……。

「? ひかり、どうした?」

「ううん、なんでもない!」

私は首を横に振った。

「今用意してくる。できたら呼ぶから、ひかりはここで待ってて」

「そんな、悪いよ。私も手伝うよ」

私は、颯についていった。

葉月のことは、もう考えないようにしよう。

颯のお母さんの作り置きのカレーを温めてよそうだけだったので、お昼ご飯はすぐに用意することができた。