「そ、それは…ごめんなさい」

私が謝る。

すると、颯は私のことを抱きしめた。

「えっ…」

自分の心臓の音がどんどん速くなっていくのがわかる。

「俺のほうこそ、ごめんな。ひかりの言うこと信じられなくて……。最低なこと言ったのに、ひかりは俺のことを守ろうとしてくれたんだよな……。ありがとう……」

「颯……」

「ひかり……」

私達は見つめあい、そしてキスをした。

久しぶりのキスは、幸せの味がした。

私、ちゃんと颯に愛されているんだ……。

そうだ、だって私達は…運命の二人なんだもの………。

「ひかり、愛してる」

「私もだよ、颯……。ふふふ………」