「あ!確かにそうかも、あはははっ」

そのときだった。

ブーっとスマホのバイブレーションが鳴った。

スマホを確認してみると[未来予知botから新着メッセージ]と表示が出ていた。

私は、すぐにメッセージを見た。

「え…!」

【颯に告白される】

そこにはそう書かれていた。

颯って…今私の目の前にいるこの颯!?

そんな、颯が私のことを好きだったってこと?

確かに颯とはよく話すし、男友達の中でも結構仲の良いほうだけど…。

まさかそんな…。
でも…。

颯が他に彼女をつくらないのは、私のことが好きだったから。

そう考えれば辻褄が合う。

しかし、やっぱり信じられない。

「ひかり?どうした?」

「う、ううん!なんでもない!」

「そうだ、今日部活ないからさ、一緒に帰らない?」

「えっ!?」

「ダメか…?」

「だ、ダメじゃないけど……」

私は、颯と一緒に帰ることになってしまった。