私達、別れちゃうの…?

そんなの嫌、嫌、嫌、嫌、嫌!!

だって、私にはもう颯しか頼れる人がいないのに。

私には、颯しかいない。

颯と一緒じゃないと、生きていけない……。

勝手に、涙が溢れてくる。

「うっうっ…………」

もう、葉月もいないのに…。

私、どうしたら……。

そうだ、未来予知bot……!

私は、スマホの画面を見た。

そこに映っているのは、【彼氏が殺される】という文章。

「そうだ……颯が、殺されるんだ……」

私には、もう颯しかいない。

どれだけ颯に嫌われてしまっても、構わない。

颯が私のことを信じてくれなくても、私は…私は…。

颯のことが好きだ。

だから、私が颯を守らないと………!

「絶対に、今度こそ……」

校門の前で、私は颯が来るのを待った。

校門で待ち続けて約二時間後、颯がやってきた。

私は、颯に気付かれないように一旦校門を離れた。

颯は、バドミントン部の男子と一緒に歩いている。