未来予知bot

「いつもはうまくいくんだけどねぇ…」

「嘘つけ!」

私はすかさずツッコミを入れる。

「本当だって!私の家、母子家庭でしょ?だから、たまにこんな風に私が料理するんだよ。だから、料理にはまあまあ自信があるの!」

「はあ…それでこのクオリティ……」

「違うの!いつもはもっと美味しいんだから!!今日は、たまたまうまくいかなくて…」

しょぼくれるひかり。

「わかったわかった、今度はちゃんと美味しいの食べさせてね?」

私がそう言うと、ひかりは悲しそうな顔をした。

「ちょっと、まさか今度がないと思ってる!?」

「だって、今日、葉月は……」

「死なない!昨日だって死ななかったでしょ?だから、今日も大丈夫だって!」

ひかりの肩を叩いて励ます。

だけど、ひかりはまだ悲しそうな顔をしている。

そのとき、インターホンがピンポーンと鳴った。

きっと、颯君だ。

「私が出るよ。葉月を殺そうとしている人かもしれないから」

そう言ってひかりは玄関へ行った。