「君が早坂優衣さんだね?」

優衣「は、はい…。」

中に入ると5人の死神(?)が居た。

1番最初に喋った女の人が1番偉い人っぽいな。

「君には今日からNiinaの下で死神見習いとして働いてもらう」

優衣「あの…どうしてですか?普通なら天国ですよね?」

「……。君はまだ天国へ行けない。」

優衣「えっ…?どうしてですか?」

「君は自殺をしたのは覚えてるかな?」

優衣「は、はい。」

「だからここへ来た。自殺をした者はすぐには天国へは行けない。それはなぜだか分かるかな?」

優衣「……。」

「理由はね、寿命を全うしなかったからだ。人は皆、産まれた時から寿命が決まっている。君も本来なら93歳まで生きる予定だった。でも、君は自殺してしまった。」

優衣「…………。」

「どんな理由があろうと自殺は重い罪となる。だから、簡単に天国へは行かせてあげられない。だから、自殺した者達にはここで死神見習いとして働いてもらう。」

優衣「……期間は?どれくらいですか?」

「期間は決まっていない。ある一定の条件を満たした場合、天国へ上がってもらうことが出来る。」

優衣「…………。」

「質問はないかな?」

優衣「ありません…。」

「そう。では、早速仕事をお願いします。Niina頼むよ。」

Niina「はい」

嘘。本当は聞きたいこといっぱいある。

でも、理解するのでいっぱいいっぱいだ。


これから、私どうなるんだろう。

天国行けるのかな?

死神見習いって何?

人の魂を狩るって事だよね。

もう分かんない。

ただ1つ分かったことは…

死んで終わりじゃないんだ。ってことだ。