今のお母さんの言葉で確信した。絶対なにかあるんだろうなって。 だって明らかに話をそらそうとした。 これでわたしが今日の海斗のことをいったら「彼氏?」っていわれそうだし、なんとなくって答えたら「そう」って言葉で片付けられそうだったから。 「ううん、なんでもない。お風呂入ってくるね」 結局わたしはそれ以上聞くことはできなかった。 「そう。お風呂はいったらすぐ寝なさいね」 「うん、おやすみなさい」