あの日も女の子は同じくらいの時間にきていた。 そのときにチラチラそっちをみるおじさんがいるのに気づいた。 最初は知り合いなのかなって思ったけど、それでもおじさんは話しかける様子はなく、女の子のほうも気づいていなかった。 そしてその女の子が図書館をでていくとそのおじさんもあとをつけていった。 俺はなぜか胸騒ぎがしてあとを追った。 なるべく走らないように、でも見失わないように。