ただ、会いたいだけだった。 海斗の姿がみられたら、笑ってる顔がみられたら、それだけでよかったのに。 でもそれさえも許されなかった。 一瞬みた海斗の顔は蒼白で、いろんなチューブにつながれてやせ細っていて。 怖くなった。 あのまま海斗が死んでしまうんじゃないかって。 海斗を助けたくて看護師を目指したのに、わたしは看護師になる資格なんて、ない。