閑散とした部屋で私1人 相田さんが選んでくれたコーデ それに合うメイクとヘアアレンジ 真っ黒 でも、あの時のような孤独ではなく 芯の強さを象徴するかのようだった コンコン 「母です」 「どうぞ」 私の声と同時に扉が開き、中に入ってくる 「時間よ。行くわよ」 「はい、お母さん」 笑顔を忘れない そうでしょ? お兄ちゃん…… お兄ちゃんはいつも笑顔だったね 私、いってくるね もう、戻れない 私の選択は間違っていないと証明したい