私は歩いている時にふと、思うことがあった。

「先輩は今日転校してきた村上さんのこと知ってますか?」

「ああ、知ってるよ。結構、美人だって聞いたけど」

もう、そこまで知られてたんだ。

「先輩、好きになったりしませんよね?」

私、彼女でも無いけどこの事が1番不安だった。だって、
もし、先輩が好きになったら私、勝ち目ないもん。

「なに?不安なの?」

そんなの当たり前じゃないですか

「だって、好きなんですもん。だから、そんなに焦らさないで教えて下さい。」