絶対領域





私にかかってくる奴らは、先日ぶっ倒した奴?それとも、初めまして?


……まあ、どっちでもいいや。



私に挑む度胸は拍手してあげるけど、すぐ後悔することになるよ。




「女だからって容赦しねぇ!」

「おりゃああっ!!」


あんたたちが容赦しようがしまいが、どうでもいい。



「目ざわりだからどいてくれる?」



振りかざされた鉄パイプを、全て避ける。


直後に、回し蹴りをお見舞いしてやった。



一発で伸されてくれてどうも。

手間がかからなくてちょろい。



道が開いたことだし、先に進もうっと。



「ぐへっ」

「あら、失礼」


前進する際、敵のお腹を踏んづけて越えていったのは、わざとです。





「ははっ、そんなんじゃいつまで経っても当たんないよ?」



右耳を通り抜けたのは、バンちゃんの軽薄な声。


あっちでは、バンちゃんが戦ってるのか。



頑張れ。

……って、応援しなくても、勝敗は決まってるか。



バンちゃんが負けるわけがない。