一週間の引き継ぎが終了し、いよいよ真鍋さんの退職の日を迎えた。
まだまだ心配だらけだけれど、真鍋さんは事細かに説明してマニュアル化してくれ、なんとかなりそうな気がするまでにはなった。
かなり距離の縮まった真鍋さんには、私と藤瀬くんが同級生であることまでは話したのだが、どうやらそれは藤瀬くんから聞いていたようだ。
その先は……。
藤瀬くんの態度を見る限り言わない方が正解だろうと判断した。
藤瀬くんは相変わらず言葉にトゲがある。
かと思えば時おり優しい言葉をかけてくれたりして私を混乱させる。
昔の彼と今の彼。
意地悪な藤瀬くんと優しい藤瀬くん。
どちらが本当の彼なのか、私には到底わかるはずもなく。
私と藤瀬くんの間で上手く中和してくれていた真鍋さんも、今日で居なくなってしまう。
仕事は何とかやってみせると息巻いているが、藤瀬くんとの人間関係については暗雲立ち込めたままだ。
今日これから向かう私と真鍋さんの歓送迎会の場で、少しでも距離を縮められればいいのだけれど。
「じゃあみんな行こうか」
定時を少し過ぎたころ、井手口部長の一声で、『飲みまくるぞ』とみんなのテンションが上がった。
私も遅れを取らないように慌ててパソコンをシャットダウンした。
まだまだ心配だらけだけれど、真鍋さんは事細かに説明してマニュアル化してくれ、なんとかなりそうな気がするまでにはなった。
かなり距離の縮まった真鍋さんには、私と藤瀬くんが同級生であることまでは話したのだが、どうやらそれは藤瀬くんから聞いていたようだ。
その先は……。
藤瀬くんの態度を見る限り言わない方が正解だろうと判断した。
藤瀬くんは相変わらず言葉にトゲがある。
かと思えば時おり優しい言葉をかけてくれたりして私を混乱させる。
昔の彼と今の彼。
意地悪な藤瀬くんと優しい藤瀬くん。
どちらが本当の彼なのか、私には到底わかるはずもなく。
私と藤瀬くんの間で上手く中和してくれていた真鍋さんも、今日で居なくなってしまう。
仕事は何とかやってみせると息巻いているが、藤瀬くんとの人間関係については暗雲立ち込めたままだ。
今日これから向かう私と真鍋さんの歓送迎会の場で、少しでも距離を縮められればいいのだけれど。
「じゃあみんな行こうか」
定時を少し過ぎたころ、井手口部長の一声で、『飲みまくるぞ』とみんなのテンションが上がった。
私も遅れを取らないように慌ててパソコンをシャットダウンした。


