私がこんなことを口にするなんて、誰一人として想像だにしていなかったのだろう。
四人ともフリーズしてしまっている。
「いやいや……。そんなこと言わないでよ。茉莉香らしくないよ?」
奈緒はそういうけれど、だいたい私らしさなんて、私が一番わからないことだ。
「藤瀬くんって抜けてるところもあるから、伝えること自体忘れてるのかもしれないよ?」
「そうそう。アイツあほだから、伝えてるつもりになってんのかも知れねぇし」
無理やり笑いに変えてくれようとしてくれてるのはわかるけど。
そんな優しさは逆効果だ。
余計惨めになってくるだけ。
「伝えたつもりになっていようが忘れていようが、そんなこと関係ないよ。つまりはその程度の関係性だったってことだよ」
「そんなこと……」
「いいの。本当に言うつもりだったら、原田くん達から連絡があった時点で私に連絡くれるはずじゃない?」
「…………」
私のこの言葉に、全員が口を閉ざしてしまった。
「ごめん。今日は帰るね。先生には体調が悪くなったからって言っておいてくれる?」
「茉莉香……」
亜弓は力なく私の制服を引っ張るが、私はそれをするりと解いてその場を後にした。
家に帰ってもずっと藤瀬くんのことで頭がいっぱいで何も手につかない。
心配して亜弓と奈緒が何度もメールをくれたけれど、返事を返す気力もなかった。
心配かけないように明るく返すなんて、今の私には到底無理な話だから……。
四人ともフリーズしてしまっている。
「いやいや……。そんなこと言わないでよ。茉莉香らしくないよ?」
奈緒はそういうけれど、だいたい私らしさなんて、私が一番わからないことだ。
「藤瀬くんって抜けてるところもあるから、伝えること自体忘れてるのかもしれないよ?」
「そうそう。アイツあほだから、伝えてるつもりになってんのかも知れねぇし」
無理やり笑いに変えてくれようとしてくれてるのはわかるけど。
そんな優しさは逆効果だ。
余計惨めになってくるだけ。
「伝えたつもりになっていようが忘れていようが、そんなこと関係ないよ。つまりはその程度の関係性だったってことだよ」
「そんなこと……」
「いいの。本当に言うつもりだったら、原田くん達から連絡があった時点で私に連絡くれるはずじゃない?」
「…………」
私のこの言葉に、全員が口を閉ざしてしまった。
「ごめん。今日は帰るね。先生には体調が悪くなったからって言っておいてくれる?」
「茉莉香……」
亜弓は力なく私の制服を引っ張るが、私はそれをするりと解いてその場を後にした。
家に帰ってもずっと藤瀬くんのことで頭がいっぱいで何も手につかない。
心配して亜弓と奈緒が何度もメールをくれたけれど、返事を返す気力もなかった。
心配かけないように明るく返すなんて、今の私には到底無理な話だから……。


