四人によって連れてこられたのは、体育館へと繋がる誰もいない渡り廊下だった。
壁に背を寄せた私を中心に、四人は半円になって私を囲む。
その威圧感といったら半端ではない。
いつもは笑顔しか見ることのない田原君と小沢くんがこんな険しい表情をしているなんて。
初めてのことに私の心臓は嫌な音を立て始めた。
亜弓と奈緒に至っては、今にも泣きだしそうな瞳で私を見つめている。
嫌だ……。
なんだかとても嫌な予感がする。
聞いてはいけない話をされてしまう気がする。
みぞおちのあたりが苦しくなってきて、手のひらには緊張からか汗が滲み始めた。
急いで連れてきたわりに長い沈黙が続き、私は耐えられなくなって自分から口を開いた。
「四人ともそんな顔して……。怖いよ……。なにかあったの?」
小さな声でそう聞くと、田原君が眉を寄せて私を見つめた。
「茉莉香に確認したいことがある」
その低い声と響きで、ただ事ではないことを悟った。
「なに……?」
こくりと乾いた喉を鳴らすと、田原君はふと視線を落とした。
「真斗のことだよ」
「藤瀬くん?」
いったい田原くんは何が言いたいんだろう。
言い回し方がもどかしくて、私は「藤瀬くんがなんなの?」と前のめりに聞いた。
壁に背を寄せた私を中心に、四人は半円になって私を囲む。
その威圧感といったら半端ではない。
いつもは笑顔しか見ることのない田原君と小沢くんがこんな険しい表情をしているなんて。
初めてのことに私の心臓は嫌な音を立て始めた。
亜弓と奈緒に至っては、今にも泣きだしそうな瞳で私を見つめている。
嫌だ……。
なんだかとても嫌な予感がする。
聞いてはいけない話をされてしまう気がする。
みぞおちのあたりが苦しくなってきて、手のひらには緊張からか汗が滲み始めた。
急いで連れてきたわりに長い沈黙が続き、私は耐えられなくなって自分から口を開いた。
「四人ともそんな顔して……。怖いよ……。なにかあったの?」
小さな声でそう聞くと、田原君が眉を寄せて私を見つめた。
「茉莉香に確認したいことがある」
その低い声と響きで、ただ事ではないことを悟った。
「なに……?」
こくりと乾いた喉を鳴らすと、田原君はふと視線を落とした。
「真斗のことだよ」
「藤瀬くん?」
いったい田原くんは何が言いたいんだろう。
言い回し方がもどかしくて、私は「藤瀬くんがなんなの?」と前のめりに聞いた。


