朝礼後、先に席を立った藤瀬くんの背中を見つめながら、私は資料修正のため、PCのキーを打っていた。
いつ私は席を立ったらいいんだろう。
すぐに行ったら露骨すぎるよね?
先ほどの皆の興味津々な視線を思い出し、私は眉間にしわを寄せた。
でもあまり待たせすぎてもよくないだろうし……。
万が一機嫌を損ねてしまった場合、きっと私は何も聞けなくなってしまうだろう。
今か?
今なのか?
そんなことばかり考えていたら、あっという間に五分以上経過してしまった。
「そろそろ行かなきゃヤバくない?」
美海さんにそう声を掛けられて、「ですよね」と慌てて画面を保存し席を立った。
軽くノックをしてドアを開けると、一緒に持ち込んでいたPCで作業をしていた藤瀬くんと目が合った。
ああ、真剣に仕事をしているときの藤瀬くんの姿を見るのって好きだなあ、と改めて実感する。
今も昔も、どうして私はこんなに藤瀬くんに惹かれてしまうのだろう。
そこそこに恋愛はしてきたはずなのに、こんなに胸がいっぱいになったり苦しくなったりした経験がないなんて笑ってしまう。
私はやはり藤瀬くんとの決着を付けない限り、この恋から動き出すことはできないのだろう。
「座ったら?」
優しくそう言われて、私は藤瀬くんの斜め前に腰掛けた。
「こういう場合って、隣か正面なんじゃないの?」
吹き出すように笑われて、「ここがいいのっ」とムキになってしまうあたり、私はまだまだ成長できてないのだろう。
しかしたとえ年齢的だけだったとしても、大人になった今だからこそ聞きたいことがある。
「昨日のメッセージ、見たよね?」
私は意を決して話し始めた。
いつ私は席を立ったらいいんだろう。
すぐに行ったら露骨すぎるよね?
先ほどの皆の興味津々な視線を思い出し、私は眉間にしわを寄せた。
でもあまり待たせすぎてもよくないだろうし……。
万が一機嫌を損ねてしまった場合、きっと私は何も聞けなくなってしまうだろう。
今か?
今なのか?
そんなことばかり考えていたら、あっという間に五分以上経過してしまった。
「そろそろ行かなきゃヤバくない?」
美海さんにそう声を掛けられて、「ですよね」と慌てて画面を保存し席を立った。
軽くノックをしてドアを開けると、一緒に持ち込んでいたPCで作業をしていた藤瀬くんと目が合った。
ああ、真剣に仕事をしているときの藤瀬くんの姿を見るのって好きだなあ、と改めて実感する。
今も昔も、どうして私はこんなに藤瀬くんに惹かれてしまうのだろう。
そこそこに恋愛はしてきたはずなのに、こんなに胸がいっぱいになったり苦しくなったりした経験がないなんて笑ってしまう。
私はやはり藤瀬くんとの決着を付けない限り、この恋から動き出すことはできないのだろう。
「座ったら?」
優しくそう言われて、私は藤瀬くんの斜め前に腰掛けた。
「こういう場合って、隣か正面なんじゃないの?」
吹き出すように笑われて、「ここがいいのっ」とムキになってしまうあたり、私はまだまだ成長できてないのだろう。
しかしたとえ年齢的だけだったとしても、大人になった今だからこそ聞きたいことがある。
「昨日のメッセージ、見たよね?」
私は意を決して話し始めた。


