彪斗のキスが、私に反論をさせてくれなかった。


「ちょ…っ…ん…」


キスは深くなっていくばかり。


久しぶりのことすぎて心臓がついていけてない。


今にも爆発しそうだよ…。


「このまま続きしてーな」 


「っ!!」


このドS…変態…。


「心友、顔真っ赤」


「赤くなるにきまってるでしょっ」


ホントこの男はいつまで経っても変わらないんだから。


高校生の時からずーーっと。


でもそれが好き。


彪斗のそういう部分が好きなんだ。


きっと彪斗はもうタバコは吸わないし、家事や育児も手伝ってくれる気がする。


言葉には出してなくても、さりげなくそうしてくれるんだと思う。


それが彪斗だから。


だから彪斗から離れることができないんだ。


ずーーっと、大好きなんだ。


♡夫婦喧嘩篇 完♡