【番外編】セクハラ変態エロ教師なんか好きになるわけなかったのに。。。


♡♡♡

……遅い。


彪斗が全然帰ってこない。


もう夜の10時半だ。


あと数時間で誕生日は終わってしまう。


…まだ瀧本先生といるのかな……。


「お腹空いたな…」


何か作ってくれたり買ってきたりしてくれるのかと思って何も食べずにいたけど、もういいや。


どーせ帰ってこないし。


明日の朝ごはん用に買っておいた菓子パンを手に取り、虚しく流れるテレビの前に座って頬張る。


大好きなメロンパンなのにちっとも美味しくないや…。


「はぁ…」


寂しいな…。


寂しいよ…。


彪斗のバカ…。


ポツリポツリ…とフローリングに小さな水溜まりができてきてしまった。


…何泣いてんだろ。


もうハタチなのにね…。