【番外編】セクハラ変態エロ教師なんか好きになるわけなかったのに。。。

ホントは観覧車に乗りたかったけど、ムカついてきた。


最後の最後くらい良い雰囲気で終わりたいのに。


「ったく。待てよ。可愛くないとは言ってないだろ」


「はぁ?同じことでしょっ」


彼女に向かって可愛げのないヤツとか言わないでよね。


ホント腹立つ男だ。


「なに怒ってんだよ。普段可愛いって思ってるからこその言葉だよ。怒んなって」


………。


いいように言いくるめようとしてるのは丸分かりなのに、嬉しくて口許が緩んでしまう情けない私。


「ニヤけすぎ」


「うるさいっ」


「ほら、さっさと観覧車行くぞ」


と、意地悪な笑みを浮かべて私に手を差し出す先生。


不服ながらもその手を握って並んで歩き始める。


「なんで観覧車乗りたいって分かったの?」