【番外編】セクハラ変態エロ教師なんか好きになるわけなかったのに。。。

「……何乗りたい?」


そう聞く先生の手が私の手にぶつかる。


恥ずかしくて手を繋ぐのを頑なに拒否してた私だけど、気づけば先生の手を握ってた。


「コ…コーヒーカップ」


自分の行動に恥ずかしくなって、頭が末真っ白になり、とっさに目の前にある乗り物を挙げる。


「…は?」


明らかに怪訝そうな顔をしてくる先生。


「冗談だよっ」


「全く面白くない冗談だな」


「〝全く〟まで言わなくたっていいじゃんっ」


「事実だろ?」


「いちいちうるさいってば」


ホント、ムカつく男だ。


ったく。


「可愛げのないヤツだな」


「悪かったわね可愛くなくて」


イラッときて手を振りほどき、スタスタ歩く。