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「わかった。どこにも行かない」


心友が中1だったあの頃と同じ言葉で、また心友を安心させる。


また、同じシチュエーションだ。


心友が高熱でうなされ、俺が看病している。


俺がちょっとその場を離れようとしたら、昔と同じように上目遣いで可愛い顔して引き止める。


「ったく。今も昔もズルいな、心友は」


「…なんのこと…?」


「そんな風に引き止められてドキッとしない男はいないってことだよ」


この先も何度心友にドキッとさせられることだろう。


心友の前では絶対口に出さないけど、こんなにも〝離したくない〟〝ずっと側にいてほしい〟そう思わせてくれんのは心友だけだ。


例え何があろうと、俺は一生心友を離さない。


一生心友に惚れ続けてる。


そんな未来が見えるんだ。


♡彪斗side篇 完♡