「……わかったよ。特別だからね。」

そう言って、私はハーデスからペンダントを受け取った。

「なに…これ?」

「この中に僕がいるから、いつでも呼んでいいよ。」

理解ができない。

「じゃあ、後でね」

そう言うとハーデスは……消えた。

勝手に現れて勝手に消えちゃうんだから。

すると、白い空間の中に黒い煙が現れた。

「な…なにこれ?!」
 
私は再び「ハーデス」を呼ぶ間もなく、意識を失った。