【 今日は背中、明日は… 】


「かせよ。」

素っ気ない声が
頭上から落ちてくる。

「俺が運んでやる。」

彼は私の手から
重い荷物を取り上げる。

「あ、ありがと…」

スタスタと先を行く彼。

パタパタと追いかける私。


いつもそう。

私が見つめるのは
いつも背中。


いつか見られるかな?
あなたの横顔。


いつか見たい…
あなたの瞳。



いつか…
見てほしい…

私のこと…



2019.2.7