姉ちゃん、姉ちゃんには、もう感謝しきれないほど、世話になったね! 僕の人生の半分は、姉ちゃんに育ててもらったようなもんだ!
学生の頃から家を助けて、僕が高校の頃にはもう働いてて、よくお菓子買ってくれたり、洋服買ってくれたり、スマホ代払ってくれたり、ほとんど母親代わりだった。
やっと就職決まったんだ! やっとやりたいこと見つけたんだ! やっと恩返しが出来ると思ってたのに、それも叶いそうにないや。
ごめんね、姉ちゃん!
誰も代わってやりたいなんて思わないでよね?
逆の立場になったら、同じように思うだろうし、誰かがいなくなる、僕はその方が辛いから。
ノートの所々に、医療に対する思いや家族への思いが綴られていた。



