凪美子が武尊の傍により、 「疲れた?」 声を掛ける。 ――何だかとても眠い…… 凪美子の言葉に返すことが出来ない。 武尊は笑って見せた。 「少し眠って?」 小さく頷く武尊。 ――あ、そうだ、運命の磁石の話、凪美さんに話さなきゃ。目が覚めたら話そう、目が覚めたら一番に、凪美さんに…… 武尊は寝息を立てて眠り始めた。