「組み立て系の雑誌は他にも色々ある。安い物も発売されてるよ」


良樹が千夏へそう声をかけた。


「そうなんだ?」


「うん。CMでも結構やってるし、書店に行けば並んでる」


「アケミ、書店に行けば色んなのが売ってるって!」


千夏は再び目を輝かせ、アケミへ向けてそう言った。


「ピート君くらい可愛いのがあればね」


アケミはそう答え、自分の席へと戻って行ったのだった。