「話ってそれだけ? あたしもう行くね」


苛立ちを隠せず、そう言って立ち上がる。


「まだ話の途中だろ!」


「あたしのことを信じてくれないなら、もういい!」


アケミはそう言い放ち、逃げるように公園を出たのだった。