「嫌……嫌! もういらない! ドールなんて……!!」


段ボール箱を持ち、こちらへ戻ってくるドライバーに悲鳴をあげてうずくまるアケミ。


「こちらになります」


にこやかな笑顔と共に、ドライバーはアケミへ荷物を渡したのだった。