混乱し、足に力が入らなくなってその場に座り込んでしまった。


「アケミ? どうしたの?」


「大丈夫か!?」


悲鳴を聞きつけた両親がドアの外から声をかけてきたけれど、アケミは返事すらできなかったのだった。