ドボンッと低い水音がして、ドールを入れた袋はすぐに沈んでいく。


続けて千夏も袋を川へと投げ入れた。


最初はブクブクと空気が抜けていたけれど、それもすぐに消えて行った。


水面の波紋も綺麗に無くなり、あたりには静けさが広がる。


「これで大丈夫だよね?」


千夏の言葉に、アケミは大きく頷いたのだった。