わざわざ呼び出しに従うようなバカじゃない。


男に相談すれば、あれくらいの先輩は一発でどうにかなるものだ。


本気で相手をしてやるほど、暇じゃない。


「大丈夫かアケミ? なにもされてないか?」


「大丈夫だよ和明。ありがとう!」


アケミはそう言い、和明に抱き着いたのだった。