四畳半の和室には電気もともされておらず、一本のロウソクの心もとない明かりが広がっていた。


背の低い長テーブルの上に置かれた写真立ての中では、少女がほほ笑んでいる。


立てられたロウソクの炎はゆらゆらと揺れて、写真の中の少女の顔を歪ませて見せた。


「……だい……きっと……」


テーブルの前にあぐらをかいて座る1人の男がブツブツと何かを呟き、時折少女の写真に触れ、ほほ笑んだ。


その口もとは奇妙に歪み、いびつな笑みを見せていたのだった。