別れても好きなひと

パトカーで病院へ向かう間も大悟はずっと私の両手を握っていてくれた。そうでもしないと震えが止まらない。

大悟が着ていた上着を破られた服の上から着ていても体の芯から震えが止まらない。

「寒い?」
「大丈夫。」

「莉子。」
「ん?」
「無事でよかった。」
「うん。」

警察につくとストッキングが破れて切り傷や擦り傷だらけの裸足の足の私を警官がおんぶしてくれようとした。でもガクッとからだが揺れるほど動揺した。