初めましては前後の席

「なんだよー、はせりょー」






男子たちはブツブツ言いながらもその1人の人間の言葉だけで私の周りからいなくなった。



はせりょーと呼ばれた男子は、さも私に興味はないと言わんばかりに机に肘をつきあくびをする。


今気づいたが、男子たちははせりょーという人の周りを囲むようにして話している。






そうか。この「はせりょー」がリーダーなのか。





整えられた黒髪に切れ長の綺麗な目

座っていても分かるスタイルのよさ

そして垣間見える絶対王様のオーラ






平凡に生きてきた私とは全く真逆の人だってことは一目瞭然だった。







ひと目見て思った。



私はこの人とは関わりたくない、と。