強気なサッカー選手の幼馴染みが、溺愛旦那様になりました。(番外編)




 これから彼に甘いキスや包容、そして激しく熱が与えられる事を考えるだけで、千春は嬉しくて、そして少し恥ずかしくて彼の顔を見れなくなってしまう。

 けれども、こっそりと見上げて彼を盗み見る。
 すると、こちらを見つめていた彼の視線と合う。


 「………愛してるよ、千春。俺の奥さんになってくれて、ありがとう。」
 「ずるいよ………。」
 「何でだ?」
 「これ以上秋文を好きになったらどうすればいいの?」
 「………これから俺しか好きにならないんだからいいだろ?」
 「それもそうだね。」


 額を合わせてクスクスと笑い合い、啄むようにキスをする。時々微笑みお互いの笑顔を見つめて、甘い遊びを楽しむようにキスの時間を過ごす。

 





 その後は、大きな浴槽で激しく求め合い、千春は何度も彼の体に体をもたれ掛かり、甘えて過ごした。

 それでも秋文は満足しないのか、「バスローブ着て、もう1回。」と可愛い文句でねだるので、千春も拒むことはできなかった。
 もちろん、拒むつもりもないのだけれど。

 ふかふかな白いシーツに身体を沈め、見上げれば愛しい彼の顔がある。
 それが、とても幸せで千春も重くなった身体に鞭打って、彼の首に両腕をまわした。


 「私も、秋文とこうやって好き合えてよかった。こんなにかっこいい人が隣に居たのに、どうして気づかなかったのかな。」
 「今頃気づいたのか?」
 「………ずっと前から気づいてたよ。好きって言われてから、好きになるって、ズルいのかな?」
 「……俺はそれが嬉しいよ。俺が好きでいたままの千春だから。」
 「もっとくっついていたいな。秋文と一緒に溶けてしまうぐらいに。」
 「………俺もだよ。」


 息も言葉も気持ちも、千春のすべてを飲み込むような深い口づけを落とされて、千春はうっとりと目を閉じた。

 最後に見えたのは、千春の大好きな彼の真っ黒な瞳だった。


 それを見るだけで、千春は安心してしまうのだ。その瞳で見つれられれながら、千春は秋文に全てを預けて、彼から与えられる優しさと熱を感じ続けた。


 お互いの手を絡めて優しく握る。

 いつまでも、こうやって手を繋いで暮らしいていきたいと想う。

 彼といる全ての時間が、千春には幸せだから。