彼氏以上、オット未満

「昴、ひどいこと言っちゃって、ごめんね」


「俺こそ、メグを突き放すようなこと言うて、ごめんな」


座りや、と昴にうながされ、ベンチに並んで座った。


「俺な、須川さんに嫉妬しててん」


意外だった。


昴は、ヤキモチ妬くタイプだと思ってなかったから。


「さっき式場で、メグと須川さんがしゃべってんの見て、お似合いやな、雰囲気がええな、って思って。


かなわへんな、って妬いたんや」


「そうだったんだ」


「せやから、メグから距離とりたいって言われても、俺らふたりは無理なんやな、ってあきらめてしもたんやな」


「今さらだけど、私には昴が必要だよ。


昴に、一生そばにいてほしい」


その時の昴の笑顔を、私は一生、忘れないと思う。


「俺もや。


メグと、ずっと一緒におりたい」


お互い、すいよせられるように、キスを交わした。


「メグ、結婚しよ」


「うん」


「お母さんに反対されても、ええの?」


「もちろん」


「今日のことも、もう気にしてへんの?」


「愛ちゃんに、キスされたこと?」


「俺が油断したんやから、責められても謝るしかないんやけど」


「怒ってないよ、私もヤキモチ妬いてたんだもん。


なんか、愛ちゃんが素直でかわいくみえて、うらやましかった」


「比べもんにならへんくらい、メグはかわいいで」