連れてこられたのは保健室。
扉に鍵をかけると、男は1番奥のベッドにあたしを放り投げた。
硬いベッドがギシッと音を立ててあたしを受け止める。
ちょっと待ってよ…。
冗談じゃないでしょ。
なんでよりにもよって保健室?
ヤるならせめてホテルでしょ。
この男、頭おかしいんじゃないの?
「ね、ねぇ、流石に人来るかもしれないし……。ここだと恥ずかしい、なぁ」
冷静さを保とうと思うのに、心はそんな余裕ないと叫んでいる。
「鍵かけてるし大丈夫だって」
遠回しに断ってんのに気づけよ…っ!
あたしの言葉も流し、瞬と呼ばれた男は、あたしの上に跨る。
承諾したけれど、保健室でヤる趣味は生憎持っていない。今したいだけなら他当たれよ…っ。
余裕のなさか、それともこの男のせいか、キレそうになる自分を必死に抑える。だけど、どんどんあたしのイライラは増していく。

