セカンド レディー






「…もう、無理」



この生活を続けて2週間。


学校ではいつも笑顔で対応して、夜になったら毎晩男とカンケーを持つ。


精神的にも肉体的も、あたしの体は悲鳴をあげていた。



「…探さなきゃ」



だけど、あたしには行き場所もお金もない。生きるためにはこうするしかないんだ。


スマホを取りだし、過去に来たメッセージの中から1人選ぼうとした時…​────。



「柚姫…?」


聞き慣れない声に名前を呼ばれた。


顔を上げるとそこには一人の男性。



「…けい、ちゃん」


久しぶりに見た彼は、大人っぽく雰囲気も違う。

だけど、すぐに分かった。




「こんな時間に何しての?帰らないの?母さん心配するよ」


ベンチに座るあたしの隣に腰掛けるけいちゃん。


けいちゃんとは何回か話したことはあるけれど、特別仲がいい訳では無い。




「友達とね遊んでたの。疲れちゃって少し休憩してたんだぁ」


いつも通り、仮面を被り高めのトーンで返す。


だけど…


「うそつきめ」


簡単にバレた。