「何やってんの?」
突然現れたのは、見知らぬ不良。ネクタイの色が青色だから3年生だ。
ジャラジャラと付けたアクセサリー。
綺麗に染った金色の髪。
見るからにチャラそうなのに、纏われたオーラは、"黒"そのものだった。
「しゅ、瞬さん……」
女たちは目の前の男に何を思ったのか、すぐにあたしの髪を離し、解放させた。
「ど、どうして瞬さんがこんなところに…」
目の前の女だけじゃなく、その取り巻きも、男の姿にバツが悪そうな顔をする。
「違うんです…!私たちは、その…」
どこにでもいる普通の男には、威勢がいいくせに、この男の前ではイイ子を演じようとする。
男に媚びてんのはどっちだよ…。
あんたらにだけは、責められたくないっつーの。

