セカンド レディー




「いいよ〜。ただし、柚姫ちゃんが俺と付き合う条件付きなら」


「え…?」



なんであたしが、こんな最低男と付き合わなきゃいけないの?



「それとも、アイツに言えんの?信用するかな〜」



たった数ヶ月、唯花と付き合ったからって調子乗らないで。


あたしの方が、積み上げてきた時間も信頼関係も、この男より何百倍も上。



そう、思っていた……。








「な、に……言ってんの?」


学校を出ると、すぐに唯花の自宅に向かった。


「だからね、あの男は唯花のこと騙してるの!お願いだから別れて!」



唯花の傷つく姿なんて見たくない。



それにね、傷つくと分かっていて、見逃せるわけない。




あたしが、唯花を守るんだ…。



「柚姫がそんなこと言うなんておかしいよ。柚姫なら、あたしの幸せ願ってくれるでしょ?」


「幸せになって欲しいから言ってるんだよ!騙されてるんだって気づいて!?」


「歩夢くんはそんな人じゃない!柚姫は私よりも歩夢くんのこと知らないでしょ?そんなこと言うなんて失礼だよ!」



だけど、唯花には何を言っても伝わらなかった。



「…分かった。柚姫って、歩夢くんのこと好きなんでしょ…」



「…え?何言ってんの?」



そんなわけないじゃん。


友達の彼氏だよ?


それに騙してるんだよ?