「柚姫、こっち来て!」
ちょうどその時、唯花に腕を引っ張られ、教室の端に連れていかれた。
「近くで見るとほんと綺麗…」
「お人形さんみたい…。ていうか、全体的に細い…折れそう…うらやましい…」
そこには、見たことない2人の女の子。
1人は黒髪のポニーテールにメガネをかけた女の子。
もう1人は、焦げ茶色の鎖骨まである髪を外ハネにしたぽっちゃりした女の子。
「あやちゃんとなぁこちゃんだよ。この子、如月柚姫。小学校が一緒で私の1番の親友なの」
間に入って唯花がお互いを紹介する。
唯花、もう友達出来たんだ…。
「…よろしく」
軽く挨拶すると、2人とも安心したようににっこり微笑んで返してくれた。
「柚姫ちゃんってもっと怖い人なのかと思った」
「そうそう、可愛い子って言っちゃあれだけど性格悪そうだし…。優しくて安心したよ」
それから、4人で少しお話をして今はお昼休み。話してみたら、2人とも結構話しやすい。
けどその反面、どこか居づらさを感じている自分がいる。なんて言うか分からないけど、心が落ち着かない。

