セカンド レディー



*




外は真っ暗で何時かも分からない。


おまけに、街灯も少なく大雨が降っているため、一層暗く感じた。



この闇のように真っ暗な世界が、あたしの存在をかき消してくれているみたいで、少しだけ…ほんの少しだけ心が軽くなった気がした。


すれ違う人達はほんのわずか。


その人たちは決まって軽蔑や憐れみの視線を送ってくる。


綺麗に着飾っている時は、簡単に男はよってくる。だけど、こういう時は近づこうともしない。


本気で助けて欲しい時、誰も、あたしのことを見ない。


あたしはいつだって、独りぼっち……。




「…ここ」



しばらく適当に歩いていると見慣れた公園が視界に入った。

この場所は、間違いなく行き場所がない時に野宿していたあの公園。



「……ゆう、が……くん」


優牙くんのマンションは、この公園の向かい側。


視線をやると、窓から漏れている光はそんなにない。


時間も分からないのに、迷惑かな……。


もしも深夜だったら…。

だけど、今のあたしに頼れる人なんて他にいない。