セカンド レディー



それからしばらく、まったり過ごしていると魅斗くんのスマホが鳴った。

電話の話し相手からして、霜華の誰か。


電話を切ると、「ゆったん行こっか」と声をかけられ、あたし達は倉庫に向かった。



「誰も、いないね…」


幹部室には、誰の姿もない。


みんな、もう帰ったのかな…?

誰もいない倉庫はシーンっと静まり返っていた。


「みんなさ今出てるんだよ。僕も行かなきゃいけないから、ゆったんはお留守番してて。なんかあったら下にいる人に声掛けたらいいから」


そう言うと、魅斗くんは相当急いでいるのか階段を駆け下りて倉庫から出ていった。


あたしなら1人で倉庫に来れるのに、わざわざ送ってくれとんだと察する。







「……お腹空いた」


時刻は夜8時半。

毎日お昼にパンを1つ食べるけど、今日はお昼休みに呼び出されていたため食べていない。


つまり昨日のお昼から何も食べていない状況。


コンビニ行くだけだし…いいよね?




そう思って、ふらっと倉庫を出た。出る時に、倉庫にいる人に声をかけようかと思ったけど、関わったことがない人だったし、あたしに気づいていなかったから声をかけるのは辞めた。