「それじゃ、またね〜」
階段まで来ると、流牙くんと陽向くんと瞬くんは3年生の教室まで向かう。
バイバイと手を振る瞬くんに、恭平くんと魁斗くんと唯花は反応をするけれど、あたしは無視して自分の教室へ向かった。
「来たよ」
「サイテー女」
毎日毎日同じような言葉。
語彙力小学生ですか?って思わず突っ込みたくなるよ。
「ちょっといい?」
ホームルームが終わると、前回も登場したあのグループ。
「この間はどうも」
口元を緩ませて、ニッコリ微笑む。
トイレでのこと、絶対忘れないから。
「あんたいい加減大人しくしてろよ!」
教室の中だと言うことを忘れているのか、怒鳴り声とともにあたしの机を蹴飛ばす女。
ガッシャーンと音を立て倒れ、斜め後ろの人の机まで巻き添いをくらう。
机の中に入れていた教科書は散乱し、カバンもフックから外れた。
「直してくれる?」
「あ"?」
そんな低い声出して睨まれても全く怖くない。
あたしの方がもっと低い声出るもん。

