幼馴染の悪魔の囁き

私の耳を食み、首筋を伝う彼の唇は柔らかく熱い。



「・・・ボタン・・・はずして・・・」


つぶやくように私の唇のそばで聞こえる呪文のような声。




私に罪悪感さえ感じさせない悪魔の魔法を使うあなた。



彼を好きな私は
抗うなんてきっと意味は無い。





指先を胸元のボタンにかける。




そして、一つ、一つ外す。