「私が好きな話って噂話か恋バナかだけど?」

「千紘、それ噂話好きってあんまりいいことじゃないじゃん」


すかさず彩奈がツッコんだ。


「まぁ、どんな話か楽しみにしててくださいよ。でも、その話がなくなる可能性もあるけどね(笑)」

『え〜⁉それはダメ〜‼』


私がそんなことを口走ったら、二人してブーイングが……


「大丈夫、大丈夫。嘘だって〜。ちゃんと話すよ〜」

「もう……言わないのはダメだからね……もう……」


ハハッ


そう言う千紘を見るとさらに笑みが零れた。







私はふっとこう思った。



私にはこんな友達がいて、幸せだなぁって。