『さぁさっ、研修終了祝いに。』 「ぇえっ!?なんですか、それは。」 進藤先生、すごい嬉しそう。信じらんない。何が、研修終了祝いなのか…。 ガチャ いつもの音で動き出す機械。いつ見ても年代物。この病院の数ある年代物の機械の中でも、一・二を争うだろう。 そしてこの機械から出るけたたましい音は、私にとって恐怖でしか……ない。 「オエッ!」 久しぶりに嗅いだ薬の匂いに、つい吐き気が…。マスクを外して深呼吸したところで、いざ。 「ゲホゲホッ!ゲホゲホゲホゲホゲホ……」