「何度来ても同じだ!!!」

響き渡るその声に、私は肩をビクつかせた。

そして、私はその声に聞き覚えがあった。

その声をする方を、辿るように目を追うとそこには私の親を

自殺に追いやったあいつがいた。

「貴方が真実を打ち明ければ、彼女は自由になれる!」

続いて聞こえたその言葉、声は幼馴染の君だった。

…どういうこと?

一体何の話を…?

「あのねぇ!そんな俺が彼女の親を自殺に追いやったって正

直に警察に名乗るでるやつがいるか!?」

「だからこうして……!!」

「もう、帰れ!!」

そう言い、あいつは壁を思いっきり拳で叩いた。